映画『Never After Dark/ネバーアフターダーク』(2026)を紹介&解説。
映画『Never After Dark/ネバーアフターダーク』概要
映画『Never After Dark/ネバーアフターダーク』は、『忍びの家 House of Ninjas』の賀来賢人とデイヴ・ボイル監督が共同設立した映像製作会社「SIGNAL181」による劇場映画第1作。死者の姉と生者の妹による霊媒師コンビが、山奥の洋館に巣食う凶悪な亡霊に立ち向かうホラー作品である。脚本・監督はデイヴ・ボイル、主演は穂志もえか(『SHOGUN 将軍』)。共演に稲垣来泉、賀来賢人、吉岡睦雄、正名僕蔵、木村多江らが名を連ねる。
作品情報
タイトル:『Never After Dark/ネバーアフターダーク』
英題:Never After Dark
製作年:2026年
日本公開日:2026年6月5日
ジャンル:ホラー/ミステリー/スリラー
製作国:日本
原作:無
上映時間:105分
監督・脚本:デイヴ・ボイル
製作:デイヴ・ボイル/賀来賢人/堤康輔
撮影:パトリック・ウジエル
編集:洲﨑千恵子
美術:林田裕至
音響:井上奈津子
作曲:ジョナサン・スナイプス
出演:穂志もえか/稲垣来泉/賀来賢人/吉岡睦雄/正名僕蔵/木村多江
企画・製作:SIGNAL181
配給:TOHO NEXT(日本)
あらすじ
霊媒師一家に生まれた愛里は、ある事件によって霊となった姉・美玖とともに、全国の怪事件を解決して回っていた。そんな姉妹のもとに、山奥の洋館に現れる男の亡霊を祓ってほしいという依頼が舞い込む。屋敷のオーナーである禎子は愛里の仕事に興味を示す一方、息子の群治は霊の存在に懐疑的だった。やがて屋敷では不可解な現象が相次ぎ、除霊の儀式を始めた愛里は、おぞましい姿の亡霊と対峙する。亡霊が部屋の壁に隠された“何か”を探し続ける中、屋敷に潜む秘密、亡霊の正体、そして姉妹を縛る恐ろしい過去が明らかになっていく。
主な登場人物(キャスト)
愛里(穂志もえか):霊媒師。姉の美玖とともに、全国の霊にまつわる怪現象を解決して回っている。山奥の洋館での除霊依頼をきっかけに、想像を超える恐怖と過去の傷に向き合うことになる。
美玖(稲垣来泉):ある事件によって霊となった愛里の姉。生者である妹・愛里と行動をともにし、怪事件の解決を支えている。
群治(賀来賢人):洋館のオーナー・禎子の息子。霊の存在に懐疑的で、愛里の仕事にも距離を置いているが、屋敷で起こる不可解な現象に巻き込まれていく。
禎子(木村多江):洋館のオーナーであり、群治の母。屋敷に現れる男の亡霊を祓ってほしいと愛里に依頼する人物で、霊媒師としての愛里の仕事に強い関心を示す。
謎の男(吉岡睦雄):屋敷で起こる怪異と関わる不穏な存在。物語が進むにつれ、亡霊の正体や屋敷の秘密に関わる重要な手がかりをもたらしていく。
巡査(正名僕蔵):屋敷周辺で起きる不可解な出来事に関わる警察官。
作品の魅力解説
本作の魅力は、古典的な“幽霊屋敷”の恐怖をベースにしながら、現代的な映像美と音響設計によって新しい体験型ホラーとして構築している点にある。舞台は人里離れた洋館、依頼は亡霊の除霊、そして深夜に現れる“あいつ”というシンプルな恐怖の構図を用いながら、物語は次第に屋敷の秘密と姉妹の過去へ踏み込んでいく。
また、死者である姉と生者である妹がコンビを組む設定も印象的である。単なる怪異との対決ではなく、愛里と美玖の関係性、過去の事件、亡霊が探し続ける“何か”が重なり、恐怖の奥に人間ドラマが浮かび上がる。霊をめぐる物語でありながら、最終的には“生きている人間”の怖さにも迫っていく点が、作品の大きな見どころとなる。
さらに、賀来賢人とデイヴ・ボイルが立ち上げた「SIGNAL181」の劇場映画第1作として、国内外を意識したスケール感も注目される。SXSW 2026のミッドナイター部門で観客賞を受賞するなど、公開前から海外映画祭でも評価を受けており、日本発のホラーを国際的な文脈で打ち出す作品としても期待される。
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