映画『隣人たち』(2024)を紹介&解説。
映画『隣人たち』概要
映画『隣人たち』は、『博士と彼女のセオリー』などで撮影監督として活躍してきたブノワ・ドゥロームが長編初監督を務める、1960年代米国郊外を舞台にしたサイコスリラー。完璧な暮らしを送っていた隣人同士の主婦ふたりが、ある事故を境に互いへの疑念と妄想を募らせる。出演はアン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、アンデルシュ・ダニエルセン・リーら。
作品情報
日本版タイトル:『隣人たち』
原題:Mothers’ Instinct
製作年:2024年
日本公開日:2026年7月24日
ジャンル:サイコ・スリラー
製作国:アメリカ・ベルギー・フランス・イギリス
原作:オリヴィエ・マッセ=ドゥパスによる映画『母親たち』の英語版リメイク
上映時間:94分
監督:ブノワ・ドゥローム
脚本:サラ・コンラッド
製作:ケリー・カーマイケル/ジェシカ・チャステイン/アン・ハサウェイ/ポール・ネルソン/ジャック=アンリ・ブロンカール
製作総指揮:オリヴィエ・マッセ=ドゥパス/セバスチャン・レイボーほか
撮影:ブノワ・ドゥローム
編集:ジュリエット・ウェルフリング
作曲:アン・ニキティン
出演:ジェシカ・チャステイン/アン・ハサウェイ/アンデルシュ・ダニエルセン・リー/ジョシュ・チャールズ
製作:アントン/フレックル・フィルムズ/モザイク/ヴェルサス・プロダクション
配給:NEON
あらすじ
1960年代のアメリカ郊外。隣人同士として親しく穏やかな日常を送るふたりの主婦とその家族。ある日、子どもに起きた悲劇的な事故をきっかけに、彼女たちの関係は静かに崩れ始める。互いへの疑念と不安が募るなか、日常は次第に歪み、予測不能な心理戦へと発展していく。
主な登場人物(キャスト)
アリス(ジェシカ・チャステイン):1960年代アメリカ郊外に暮らす主婦。夫と息子に囲まれた理想的な家庭を築き、隣人セリーヌと親しい関係を保っていたが、ある事故をきっかけに疑念と不安に揺らいでいく。
セリーヌ(アン・ハサウェイ):アリスの隣人であり親友の主婦。息子を溺愛する愛情深い母親で、穏やかな日常を送っていたが、悲劇的な出来事を境に精神の均衡を崩し、不可解な言動を見せ始める。
サイモン(アンデルシュ・ダニエルセン・リー):アリスの夫。安定した家庭を支える存在であり、隣人一家とも良好な関係を築くが、妻の疑念や家庭内の変化に巻き込まれていく。
ダミアン(ジョシュ・チャールズ):セリーヌの夫。郊外で家庭を築く父親であり、悲劇の後に変化していく妻と家庭の状況に直面する。
テオ(イーモン・オコンネル):アリスとサイモンの息子。
マックス(ベイレン・ビエリッツ):セリーヌとダミアンの息子。
『隣人たち』レビューはこちら
日本公開時に更新予定。
作品トリビア
監督は“撮影監督出身”で本作が長編初監督作
本作は、撮影監督として『博士と彼女のセオリー』などを手がけたブノワ・ドゥロームの長編映画監督デビュー作である。もともと別の監督が予定されていたが、途中で交代する形で起用された。
もともとは別監督で企画が進んでいた
当初は2018年版の監督でもあるオリヴィエ・マッセ=ドゥパスが続投予定だったが、家庭の事情により降板し、ドゥロームに交代している。
実は“二重のリメイク構造”
本作は単なるリメイクではなく、2012年の小説→2018年の映画→本作という三段階の映像化プロセスを経ている作品である。
ロケ地は「理想の1960年代住宅」を求めて選定
撮影はアメリカ・ニュージャージー州で行われ、1960年代の郊外住宅の雰囲気を再現できる場所として選ばれた。
アン・ハサウェイが「キャリアで最も難しい役」と発言
アン・ハサウェイは本作について、「これまでで最も難しい役だった」と語っている。
主演2人がプロデューサーも兼任
ジェシカ・チャステインとアン・ハサウェイは、主演だけでなく製作にも参加している。
ライター/エディター/映画インスタグラマー。2019年に早稲田大学法学部を卒業。東京都職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)やYouTubeチャンネル「cula 見て聞く映画マガジン(旧:アルテミシネマ)」においても映画や海外ドラマ、音楽といったカルチャーに関する情報レビューを発信している。
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