コーエン兄弟は、アメリカ出身の映画監督、プロデューサー、脚本家、編集者であるジョエル・コーエンとイーサン・コーエンによる兄弟コンビ。
犯罪、偶然、欲望、失敗を乾いたユーモアと緻密な構図で描き、『ファーゴ』、『ビッグ・リボウスキ』、『ノーカントリー』などを発表。フィルム・ノワール、西部劇、スクリューボール・コメディ、音楽映画といった古典的ジャンルを独自の語り口で再構築し、現代アメリカ映画を代表する作家として評価されている。
コーエン兄弟 プロフィール(基本情報)
名前:ジョエル・コーエン(Joel Coen/Joel Daniel Coen)、イーサン・コーエン(Ethan Coen/Ethan Jesse Coen)
生年月日:ジョエル・コーエン|1954年11月29日(71歳)、イーサン・コーエン|1957年9月21日(69歳)
出身地:アメリカ|ミネソタ州セントルイスパーク
職業:映画監督、プロデューサー、脚本家、編集者
代表作:『ファーゴ』、『ビッグ・リボウスキ』、『ノーカントリー』、『トゥルー・グリット』
・大学教授の両親のもと、ミネソタ州セントルイスパークで育った。ジョエルはニューヨーク大学で映画を学び、イーサンはプリンストン大学で哲学を学んだ。
・ジョエルはサム・ライミ監督作『死霊のはらわた』などで編集を経験。兄弟で脚本を執筆した低予算犯罪映画『ブラッド・シンプル』で長編デビューし、以後は脚本、演出、製作、編集を共同で担った。
・初期作品では監督をジョエル、製作をイーサンと分けて表記していたが、実際の制作は共同作業だった。編集では長年、2人を1人の人物に見立てた名義「ロデリック・ジェインズ」を使用している。
・『バートン・フィンク』はカンヌ国際映画祭でパルム・ドール、監督賞、男優賞を受賞。『ファーゴ』ではアカデミー賞脚本賞を受賞し、主演のフランシス・マクドーマンドにも主演女優賞をもたらした。
・コーマック・マッカーシーの小説を映画化した『ノーカントリー』で、アカデミー賞の作品賞、監督賞、脚色賞を受賞。ジャンル映画の緊張感と不条理な世界観を結びつけた代表作となった。
・『オー・ブラザー!』や『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』ではアメリカ音楽を物語の中心に置き、『トゥルー・グリット』では西部劇を原作小説から再構築した。
・2018年の『バスターのバラード』以降は別々の監督作も発表し、ジョエルは『マクベス』、イーサンは『ドライブアウェイ・ドールズ』と『Honey Don’t!(原題)』を手がけた。
コーエン兄弟 作品一覧
共同長編監督作品
- 『ブラッド・シンプル』(1984):監督、脚本、製作、編集
- 『赤ちゃん泥棒』(1987):監督、脚本、製作、編集
- 『ミラーズ・クロッシング』(1990):監督、脚本、製作、編集
- 『バートン・フィンク』(1991):監督、脚本、製作、編集
- 『未来は今』(1994):監督、脚本、製作、編集
- 『ファーゴ』(1996):監督、脚本、製作、編集
- 『ビッグ・リボウスキ』(1998):監督、脚本、製作、編集
- 『オー・ブラザー!』(2000):監督、脚本、製作、編集
- 『バーバー』(2001):監督、脚本、製作、編集
- 『ディボース・ショウ』(2003):監督、脚本、製作、編集
- 『レディ・キラーズ』(2004):監督、脚本、製作、編集
- 『ノーカントリー』(2007):監督、脚本、製作、編集
- 『バーン・アフター・リーディング』(2008):監督、脚本、製作、編集
- 『シリアスマン』(2009):監督、脚本、製作、編集
- 『トゥルー・グリット』(2010):監督、脚本、製作、編集
- 『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(2013):監督、脚本、製作、編集
- 『ヘイル、シーザー!』(2016):監督、脚本、製作、編集
- 『バスターのバラード』(2018):監督、脚本、製作、編集
兄弟それぞれの主な監督作品
- 『マクベス』(2021):ジョエル・コーエン|監督、脚本、製作
- 『ドライブアウェイ・ドールズ』(2024):イーサン・コーエン|監督、共同脚本、製作
- 『Honey Don’t!(原題)』(2025):イーサン・コーエン|監督、共同脚本、製作
主な脚本作品
- 『XYZマーダーズ』(1985):共同脚本
- 『アンブロークン 不屈の男』(2014):共同脚本
- 『ブリッジ・オブ・スパイ』(2015):共同脚本
- 『サバービコン 仮面を被った街』(2017):共同脚本
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